いい声を出すための最短の方法は何だと思いますか?
正解は、腹式呼吸です。
腹式呼吸って、よく耳にする言葉かもしれませんが、
どういう呼吸のことをいうのでしょうか?
人の呼吸は肺でおこなわれていますから、
腹式呼吸といっても、実際におなかに空気を入れるわけではありません。
肺に空気を入れると、その空気の分だけ体のどこかがふくらむわけですが、
その時におなかをふくらます呼吸を、腹式呼吸といいます。
呼吸をするときにおなかがふくらむのは、
肺がふくらんで、肺の下にある横隔膜を押すからなんです。
声を出すときに、この横隔膜をうまく使えると、いい声が出ます。
つまり、腹式呼吸とは、横隔膜を使った呼吸なんです。
腹式呼吸という言葉、あなたも一度は耳にしたことがあると思います。
でも、腹式呼吸と言っても、どう呼吸したら腹式呼吸になるのか分からない。
そんなあなたに、簡単に腹式呼吸ができる方法をご紹介します。
では、まず、あお向けに寝ころがってください。
そして次に、口をとじて鼻で息をしてください。
はい、これが腹式呼吸です。
えっ、それだけ!
と意外に思ったかも知れませんが、それだけなんです。
実は人は寝ているとき、腹式呼吸をしています。
寝ながら歌ってみると、腹式呼吸の感覚をつかみやすいですよ。
ぜひ試してみてください。