歌い手にとって身につけたいもののひとつに
ビブラートがあると思います。
ビブラートとは、歌のフレーズの終わりに
波うつように声をゆらす技法のこと。
あなたの好きな歌手も、よく使っているかもしれません。
実はこのビブラートにも、いくつかの種類があります。
基本となるビブラートは、横隔膜をゆらして
おなかからゆらぎを作るものです。
しかし、ビブラートは音の高さによって、
・胸でかけるイメージを持ったり
・のどでかけるイメージを持ったりすると
やりやすいとも言われています。
意図的にあごをゆらすのも、ビブラートのひとつの方法なんです。
このようにビブラートにもさまざまな種類があるんですね。
特に女性に多いのですが、
生まれながらにして自然にビブラートがかかる人もいます。
でも、そうじゃない人だってたくさんいるのが実際です。
どうやったらビブラートがかかるようになるのか、
ここではその初歩をお教えします。
まず、一定の量の息をはきながら、声を出してみてください。
それができたら、次に、息の量を多くしたり少なくしたりして、
波打つように息を出しながら声を出してみてください。
これが、ビブラートの原理になります。
ビブラートが気もちよく自然に歌に表せるようになるには
たくさんの練習が必要になりますが、
あきらめずに波打つ練習、してみてください。